自分を許してみる

精神的に悩んでおられる人の特徴として、自分自身を必要以上に責めてしまうことが挙げられます。

精神的に悩んでおられる人の中には、

「私が悪いことをしてしまったのだ。 私が他人に迷惑をかけているのだ」と、

必要以上に自分自身を責め続け、自分自身の存在自体を否定してしまう人も多いようです。

しかし、本当にそれほどまでに自分自身を責める必要はあるのでしょうか?

冷静に考えてみて下さい。

人は誰でも、多少は誰かに迷惑をかけながら生きているものです。

他人に一切迷惑をかけずに生きている人なんていません。

もしあなたが、本当に他人に迷惑をかけてしまったとしたら、誠意をもって相手に「ごめんなさい」と謝ればよいのです。

誠意をもって謝れば、普通は許してもらえます。

誠意をもって謝った結果、相手は許してくれたのだから、必要以上に自分を責める必要はないんです。

誠意をもって謝るという行為自体、とても素晴らしいことなのですから。

必要以上に自分自身を責めてしまう人は、自分を許してみることが必要です。

それほどあなたは悪い人間ではありません。

どちらかといえば優しい人で、好かれるタイプの存在かもしれません。

自分自身の存在を否定してしまう人生よりも、自分自身を優しく許せる人生を選びませんか?

自分を許せる習慣が身につけば、少しずつ心の余裕がうまれ、あなたの人生がよい方向へと導かれていくかもしれません。