症状を言葉で伝える

自分自身の心の病気が具体的にどのような症状なのかを、どんなに必死に他人に伝えようとがんばってみても、他人に正確に理解してもらうことは、ほぼ不可能に近いといっても過言ではありません。

心の病気とはそんなものです。他人にはほとんど理解されない病気なのです。

心の病気でお悩みの方々は、このことについて十分に理解しておく必要があると思います。

しかし、心の病気が他人に理解されにくく言葉で説明することがとても難しいものであっても、やはり言葉を上手に使って相手(他人)に伝えるしか方法はありません。

ここが重要なポイントだと私は思っています。

心の病気は言葉で説明しようとしても、他人には理解されにくいものですが、ある程度は言葉を使ってうまく説明し、相談相手などの他人に理解してもらわなければなりません。

「心の病気は他人に理解されにくいものであるが、ある程度は他人に理解してもらわなければ、他人はそれほど協力してくれようとはしない」

このような状況は、心の病気で悩み続けている人にとって、とてもつらいものだと言えます。

あなたが心の病気で苦しんでいるとき、他人にその苦しさを言葉にして伝えようとすることが必要です。

「どのような言葉で相手に伝えればよいか」を焦らず落ち着いて考えてみることも、ひとつの解決策になりうるかもしれません。